娘がタブレットなどでYouTubeをガン見、しかもアニメとかでなく、僕から見るとなんとなくしょうもないキッズYouTuberの寸劇みたいのとか、お菓子食べてみた、みたいなやつをガン見、しかも同じやつを何度も見たりしていると、すごく怒りっぽくなる気がする。ご飯が出来たからとか、そろそろ出かけるから準備するとかでやめなさいと言うと、理由として成り立ってない、見たかったのに!やめろ!とか、怒鳴り散らしたりしてきて、なんか謎に号泣してしまったりする。

スマホ依存とか、教育上良くない何か、とか色んな情報は調べれば調べるだけ出てくるけど、個人的にはどうせ将来使い放題使うようになってしまう訳だし、別に良いじゃん派ではあったのだが、実際に影響として出てきてしまうと、それはそれで考えものになってくる。テレビのアプリでストーリーもののアニメとかを見ているとその感じはあまりない。この話見たらね、とキリの良いところで自分でリモコンで停止まで押したりもする。

何故だろうと考えたけど、それは全くもって自分も同じかもしれない。YouTubeで調べ物をしたりとか、登録しているYouTuberの新着動画などが投稿されてそれだけ見たりしようとしても、ついそのまま関連動画に飛び、その沼に沈んでいってしまう事がある。後で思い返しても、何も記憶や教養として残らない、しかも特段見たかった訳でもない動画に時間が吸い取られ、無の時間として過ぎ去っていく。そんな時自分も苛立ちや焦りを感じてしまう。何をやっているんだろう…と。そう思っている時に、例えば、動画見るのやめなよと言われたらどうか。そんな事わかってるよ!と心の中で思いながら、その時間を無駄にしたと思われなくないから、これは見たくてみているんだ!とか、そんな事を言うのやめろ!うるさい!と言いたくなるかもしれない。そんな気持ちがわかるような気がしてくる。

そして僕も映画とかドキュメンタリーとか見ていると、ストーリーや美しい映像、出てくる言葉にインスピレーションや感動を貰うことが出来て豊かな気持ちになり、そんな時に用事の時間になって止めなきゃいけなくなったら、よし、また後でゆっくりと出来る時に続きを見よう、楽しみだな、と穏やかに止める気になる。また長々と書いたが、結局は親も子も同じ人間であり、同じ人間であるというだけである。