衣服を買うというのは、どこか必要に迫られて、今年の冬は寒いとか、結婚式がどうとか、靴底がすり減ったとか、パンツが裂けたとか、あとは尊敬する人の展示会でとか、それ以外ではなかなか買わなくなった。理由としては様々はない。もう沢山あるから。
だったのだが、ここのところいくつか買った。買ったというより引き換えた。みんな大好きメルカリに、機材入れの中でカチカチになってたスタビライザーとか、無理して買ったのでサイズミスしたけど無理やり履いてたスニーカーとか、あとまぁ色々昔の服を出品したら結構売れたので、その売り上げで何個か買ったので、それを見せるという非常にブログらしい投稿を作成します。
アニエスベー 黒シャツ
keisuke kandaの展示会で「俺らの頃は黒シャツって言ったら何故かアニエスだった。白シャツはブルックス。」的な事を聞いた気がして、忘れていたのだが、なんとなくメルカリに指を滑らせていたら何故かアニエスの黒シャツが流れてきて、ほう、と思って瞬間的に買った。1200円。もうXLのTシャツとかばっかり着て久しい。でもそろそろシャツとか着ようと思う。ちょっと肩の落ちた開襟シャツが流行してる感覚があるが、これは肩もジャスト、身幅もスタンダート、台襟あれども前たてなし、ボタンはなんか赤っぽくてどこにも属してない。いつも通りズボンはジャージで、目を尖らせて着たい。
VANS×C.E. Bear cat
これはこだわりでもなんでもなく、自分のコーディネート能力の低さ故なのだが、靴は基本的にオールブラックしか履かない。靴にまで色が入ってると、ズボンもシャツもジャンバーもあるのに、どうやって合わせるんだとなってしまうので、靴は真っ黒にしている。それゆえ真っ黒靴は気にはしているのだが、これは存在を全く知らなくて、メルカリ上で知った。2016年のC.E.とのコラボだが、AIR MAX95ではあれだけ特徴的なパターンのグラフィックを載せたのにも関わらず、これは何故か真っ黒。外から分かるのは踵の刺繍のみ。紐は青と黒が付属してるらしいのだが、購入したものには青が付いていなかったのでもはやただの黒い靴。タンが分厚くスケートシューズ然としていて、サイズがでかくてもフィットして履けている。あと防水らしい。
ミスターハリウッド×キリマンジャロ ねじれデニム
2002年頃のNハリウッドの最初期アイテム。今ではNハリウッドがブランド名、表参道の店舗がミスターハリウッド、っていう感じだと思われるが（会社名も？）当時はブランド名もどっちやねんみたいになってた気がする。古参の人ほど「ミスハリ」とか呼んでいる気がする。バカでかいリーバイスのデニムをぐいっとサイドシームまで持ってきてジップで止めるだけというリメイクアイテムで、昔雑誌で見て、なんかすごいな…と憧れつつも買えるわけも穿きこなせる自信もなく忘れていたが、またNハリでも買ってみよかな…みたいな気持ちになって、一旦メルカリを見ていたらたまたま出てきて懐かしすぎて買ってしまった気がする。オーバーサイズの流れはもう来切って、去っていくところかもしれないが、自分的には年齢的にももうキツイ服は着れないのでこれ、今なんじゃないか？という事で思ったよりでかかったけど、それはそれはもうまず楽なので部屋でも着用する勢いで履く予感です。
先日妻に連れられ子供の下着を買おうとユニクロに行ったのだがすごかった。ボアフリースのジャケットとか、ヘビーオンスのポケットロンTとか、イージーパンツとか、ビタッ！と今の気分に合わせた良いアイテムが良いサイジングで、激安で売っていた。ちょっとテンションが上ってしまいどれか買おう！となったがやっぱり辞めた。年をとっても、ちょっとズレたものか、知っている人が作っているものを着ていたい。
