今さっき担々麺を食べに行ってきた時の事

今の時間はAM2:53。

会社でずっと作業をしていて昼から何も食べていない事に気付き、近くの深夜までやっている担々麺屋さんに行った。眠気も徐々に襲ってきていることだし辛いものでも食べてさっぱりしようという魂胆だ。

外は雨。傘をさし会社を出る。すると近くのレストランの前で外人の男女が何やら傘もささずに話をしている。女性は泣いていて、それを必死に男性の方が弁解しているようだ。近くを通ったが何を言っているのかはわからなかった。

担々麺屋に着き、引き戸を開けて店内に入る。カウンターに一人瓶ビールを飲む男。テーブルには3人組が酔っ払って大きな声で話している。カウンターに座りメニューを開く。すると客達はぞろぞろと帰り始め自分一人になった。深夜の食事にはぴったりの環境だ。

悩んだ末、少し高いけど牛すじ担々麺というのを注文した。いつもは安い汁なし担々麺ばかり食べているのでたまには良いじゃないかと思った。待っている間、本も持ってきていないし、ガラケーはインターネットも出来ないし、ただぼーっとカウンターに並べられた瓶の中の食材を眺めながら、仕事の事をぼんやりと考えていた。少しして牛すじ担々麺がくる。真っ赤だ。

2011年3月11日14時46分、僕はこの店に居た。この店でトマト坦々麺を食べていた。そういえばそれ以来、汁なし担々麺以外を食べたこと無かった。牛すじ担々麺を啜る。辛い。しかし床は揺れない。良かった。

水をガブガブ飲みながら食べ進める。前より辛いものへの耐性がついた気がする。今日の昼も麻婆豆腐だった。しかし食べ進めると徐々に胃が痛くなってくる。目を覚まそうと思ったのに困った副作用だ。とは言え味はすごくおいしいので全て食べきる。さすがにスープまでは飲みきらなかったが満足してお金を払い店を出る。雨は止んでいない。

テクテクと会社の方に戻るとまださっきの男女が話をしていた。傘もささず、屋根があるところにも入らず、何か話している。だんだん近づいていくとその二人も話がまとまったようで歩き出し、すぐそばにあるラブホテルに入っていった。

夜中に、傘もささず、何十分も(食べに行く時点で居たので30分以上、あの雰囲気だと1時間はゆうに居ただろう)話し続け、そのままラブホテルに…なんとも外国人らしい行動だ。僕ならまず話し始める前に屋根の下に入るか、ラブホテルに入ってから話を聞くだろう。外国人はあたかも客観的に自分を見ている自分がもう一人が居て、その自分を楽しませるように立ち振る舞うな、と思った。

 

今の自分の状況としては、空腹はおさまったが、胃の痛みと満腹感からくる眠気でまったく何もする気にならない。といったところです。

おやすみなさい。