アンビエントブーム

なんかビールがうまく感じるようになった時とか、ちょっと嬉しかったみたいに、わからなかった音楽が良いと思えるようになった時ってなんか、嬉しいっていうか、ちょっとドヤみが湧いてくるっていうか、そういうのありませんか?俺はめちゃくちゃあります。

3日くらい前に、なんとなくYouTubeを開いて細野晴臣さんの「花と水」というカセットブックの音源を聴いていたら、その次に自動再生候補として出ていたのが吉村弘さんの「Green」というアルバム。


Hiroshi Yoshimura-Green [1986] [New age] [Ambient]

このサムネイルのグラフィックと謎の再生数の多さと1986という古めの年号に惹かれて聴いてみるとめちゃくちゃ良くてびっくりした。というより、こういったアンビエント・ミュージックをめちゃくちゃ良いと思える自分にびっくりした。

エレクトロニック・ミュージックを遡って聴いていた時にリチャード・D・ジェームスのアンビエントワークスとか、ブライアン・イーノとか、それこそ細野さんのマーキュリックダンスとか、一応聴いたけど「うん…わかる…わかるけど…」みたいな感じでiTunesの再生回数は1桁に終わった。でも今は「きたー!この曲最高!」みたいに思っている。趣味趣向というのはわからないもんである。

それで色々調べてアップルミュージック(通称プルミュー)などで海外の最新アンビエントみたいのとか、アンビエントに影響を受けた…みたいなのを聴いたけど、まぁ結構良い。結構良いけど、どうやら俺は吉村弘などに代表される80年代〜90年代の日本の地味めなアンビエントが好きっぽいな〜俺渋いな〜なんて思ってると

 

KANKYO ONGAKU: JAPANES [Analog]

KANKYO ONGAKU: JAPANES [Analog]

 

 "シアトルのレーベル〈Light In The Attic〉が、日本産アンビエントをテーマとしたコンピレイション『Kankyō Ongaku: Japanese Ambient, Environmental & New Age Music 1980-1990』をリリースします。"

 

流行ってるー!なんなら吉村さんのアルバムは一昨年、去年と海外のレーベルからゴンゴン再発していて、しかも軒並みソールドアウト、既に高騰ー!めちゃくちゃ流行ってるー!笑 とミーハーの権化は泣きながら3枚組LPを予約注文するのでした。

ちなみに最初に挙げた細野晴臣さんのカセットブック「花と水」がその音源自体がそれにしか収録されていないレアめなやつで、高騰してはいるけどたまにメルカリとかで安くポロッと出ちゃったりはする。みたいなやつなんですが、よく行く古本屋でまぁ、これくらいなら出しても良いかな…くらいの値段で売ってはいたのですが、メルカリドリームを諦めきれず保留。しかしこのマイ・アンビエントブームの今、買うしかない!と意を決して足を運んだところ時すでに遅し…しかもなんかTwitterでワード検索したら


Vampire Weekend - 2021 (Official Audio)

晩杯屋ウィークエンドにサンプリングされてるー!マジかよ!世界的高騰不可避!入手困難化確実!はい!解散!という訳で、物は買って後悔しましょうという話でした。