過去

いつだか、よく感動するっていう事は、調子が良いっていう事だと思った。それは本当にそうだと思う。最近感動しないわけではないが、感動の仕方が違う。それは本当に、明らかに素晴らしいものだとわかりきっている時は、それが感動するものだと認識はしているし、分かるけど、心はどこか、常に少し遠くにある感じがする。

調子が良い時は、それが妬みを生んだり、それほど深く知らない事に対しても、今それを感じた瞬間に良いと思ったら、心の中では冷静さを失うほど深く感動する。そしてそれはとっても嬉しく、気持ちの良いことなので、どんどん良いものを探そうとしてどんどんと感動していく。そうやって豊かな気持ちになり、人と接する時も気持ちよく接することが(出来ているように感じになることが)出来る。そこからは良い循環が起きて雪だるま式に大きくなっていくが、ある限界にまで達するとそれが壊れ、また小さな小さな雪玉をまるめるような辛い時期が来る。判断をすることに臆病になってくる。