昨日の今頃と、気持ちは全然違う。昨日の昼過ぎとも違う。なんなら1分前、この文章を書き始めた数十秒前とも違う。昨日の出来事を反芻しつつ、Twitterのおすすめ欄を眺めながら風呂に浸かり汗をかいている。世の中では様々なことが大声で叫ばれている。皆巧みな文章で声高らかに叫び、それに隙のある人間たちが賛同して、独特なムードを形成している。あたかも世界の縮図のように勘違いしてしまいがちな自分を、iPhoneのスピーカーから流れるミニマルなテクノミュージックがかろうじて繋ぎ止めてくれている。1日野外にいた昨日、唇はヒリヒリと、目も日焼けでシパシパとする中、風呂釜から立ち上る湯気がそれを優しく包んでくれる。

何者かになりたいという思いは誰しもある。それは職業なのか、はたまた肩書きか、振る舞いか、人に自分を紹介する時の経歴か。自分が憧れる人のようになりたいと思い、しかしその道と景色に戸惑い、自分なりに回り道をしているうちに、全く別の場所に辿り着く。そんな事をしてるうちにその人は居なくなっていたりもする。思ってもみない場所に迷い込み、周りを見渡した時、落胆する事もある。思わず手を太陽にかざし、座り込もうとしたりさえする。そんな時にふと、その人は声をかけてくれたりもする。しかしほとんど何も言わずにその場を去り、心で再会を誓ったりする。また想像と違う道を後ろ歩きで歩いて行く。次は必ず自分の姿で正面から出逢える事を信じて。

明日死んでも

後悔しないように生きろ!みたいな言葉、割と名言的なところで目にしてきたけど、全然意味がわからなかった。急に明日死にますと言われたら、マジかよ…まだあれもこれも出来ていないのに…早くやっときゃ良かった…となって後悔すると思う。じゃあ予めこの日までに死にまーすとなったら、お金を盗んで膨大な贅沢をしたり、嫌な奴を殺したりするかと言ったらそうでもない。少ない銀行残高を使い切るかと言ったらそれもまたわからない。

で、今朝気まぐれに少し走ってみた。運動はしないとなーと思って先月一度走って、何故か今朝走った。二度目。けどやっぱりちょっと走っただけでしんどくて少し頭も痛かったのですぐ歩いてしまった。やっぱり運動不足過ぎる、辛い。なんでこんなめに遭わないといけないんだろう。走るのはしんどいのに、朝外に出ると結構みんな走ってる。後ろから電動キックボードに乗った若者が追い抜いていった。楽そうだなぁ、あんなの乗ってたら人間はいつか歩かなくなるんじゃないかと思った。でも現代人は車に乗ってジムに行ったり、たまには電車もいいじゃんとか言ってみたり、一駅歩いてみたりする。ややこしい。

で、今朝走って疲れて歩いているときにそんなことをぼんやりと考えていた時に、アレ?明日死んでも後悔しないように生きるって、そういう事か!って思って、流石朝から運動すると、頭が冴えて、すごいなぁと思って、今午後になって、その事を書こうと思ったんですが、忘れてしまいました。また思い出したら書きます。

結果

娘が子供部屋を欲しそうにしている。自分の家は割と小学校から近く、通学路の通り道にあるので、帰りに同級生がちょい寄り(玄関で話す)したりしているんだが、その同級生から「◯◯は自分の部屋あるのー?」などというトピックが散見しており、その子はあるのかな?と思い聞いていると「私も無いんだけどねー」と、お互い辛いよな、と肩を叩きあっているのはそれはそれで良いのだが、遅かれ早かれ自分の部屋は必要だと思うし、最近妻とバトって大喧嘩になり泣きじゃくっていると、廊下的な場所にあるハンガーラックの下に隠れたり、洗面所に行ったりするのだが、リビングを右往左往していたりもしつつ、あたしゃどこで泣けば良いんだよ…という雰囲気も醸しており、一人になれるオフィシャルな場所を作ってあげたいなというところでもある。

とはいえ、気前よく引っ越せるほどの財力、もっと言えば家を建てる財力があれば良いのだが、残念ながら無いので、限りなく無料で出来る方法を考えた結果、自分の仕事部屋を引き渡し、自分はリビングの端にちょっとコーナーを作って、ダイニングテーブルで仕事が出来るように配置換えをしよう思い立ち、早速実行し始めた。

急に全ての物を移動するのは無理なので、とりあえず自分のでかいワークデスク(といっても、ダイニングテーブルにもする人が多いようなシンプルなもの)をダイニングに移動し、ダイニングテーブルとして使っていたものを新・子供部屋に移動した。それを子どもの勉強机にする予定で、イケアか何かで小さめのワークチェアでも買ってやろうかと思っている。

そしてリビングの新ダイニングテーブル兼ワークデスクの横に、部屋で使っていた小さな棚を置いて、最低限の充電やUSBハブなどを設置してみると、どうだろう。なんだか物を絞ったせいか洗練されて使いやすいし、なんなら前より良いような気がする。逆にまだ旧・作業部屋に降り積もっている細々とした物達は一体何なんだろうか。食事の時はノートパソコンだけ横にどければ、前よりテーブルトップの広くなって良い感じだ。縦に置けるパソコンスタンドだけ買い足したら更に良くなりそうな気がする。

自分の都合だけでなく、物事は変化して決まっていく。結果良かったりもする。なんか色々思い通りにはならなかったけど、結果良かったな、と思って死んでいけたら、結果良い気がする。

連絡と調整

昨日は明るいうちに帰路に着くことが出来て、家族で夕飯を食べ、娘とも戯れる事が出来、一緒に寝ようというので、添い寝していたら21時台に寝てしまった。階段に設置している柵が開いていたようで、寝室のドアを犬がガリガリとやる音で4時過ぎに起きて、仕方なく下に降りると、付けれられる電気が全て煌々と付いていた。またやっちまったなぁと思いつつ一つ一つ消していき、犬に朝ご飯をやり、ダイニングに座りこれを書いている。

年明けちょっと後くらいからなんやかんや忙しく、あっという間に過ぎた。物理的に撮影の数も多かったが、長期間に渡る仕事が多く、それらが一段落した今、結構心労になっていたのかもしれないと思う。話しが来てから納品に至るまでの時間が長い仕事というのは、内容や規模に関わらず結構しんどくなってくる。アイデアやモチベーションは、日を追うごとに変化していくし、自分自身も変わっていくので、それに対応しつつ、目的を達成していくというのは、なかなか調整が難しい。その間に新しい仕事も始まるし、そっちに気がいってまた戻ってくると、また見え方が変わっていたりする。

そもそも仕事の大変さって、例えば炎天下の中長時間に渡る撮影、とかは物理的には大変だけど、それはそうしないと得られない画があるのであれば、全然仕方ないし、そこまで大変じゃない。じゃあ何が大変なんだろうと考えると、結局納品に至るまでの、連絡と調整なんじゃないかと思う。すごい新発見のように書いてしまったが、世のビジネスマンは連絡と調整をし続けているんだと思う。というか仕事のほとんどがそれな気がする。おつかれ生です。

一段落したとは言いつつ、また次の仕事に取り掛かっている、すごく楽しみな撮影もあるし、もう撮影して編集待ちの素材も結構ある。ありがたい話である。今年で37歳。いつまでこうやって仕事が出来るんだろうか。奥村靫正さんの本をまた最近読み返している。巻末に年表があり見てみると、37歳くらいの時にYMOのステージセットデザインをやってADC賞を受賞と書いてあった。参考にならない。けどモチベーションにはなる。俺もアルファ・ミュージックの仕事を出来たんだ、頑張ろう。

大学で非常勤講師として4年やっているが、学生に話をしたり、課題について考えたりする時に、自分の時はどうだったか、今の自分からみてどういう事をしておくべきだったかと置き換えて考えたりする。色々思う事や思いつく事はその時々によって違うが、結局色んな事に興味を持って、中途半端になっても手を出して見たり聞いたりやったりするしかないなと思う。カメラの使い方とか、解像度がなんだ、編集の理論がなんだっていうのは、自分も教わった事がないし、何か作ろうとした時や、作ってみた時に問題が生じて解決をするという事でしか身につかないし、身につけても逆にそういう事は仕事でしか役に立たない気もする。仕事が始まったら、仕事は始まってしまうのに、大学でわざわざ仕事っぽい事をやってどうするんだという気持ちもある。要するに教える事は難しい。

メンタルの調整は大事だ。そのためにこういうものを書いて、未来の自分に連絡をしている。昨日の朝携帯を持たずに犬の散歩に行ったら色々と考えが捗ってスッキリした。けど何を考えていたかは忘れた。車の運転にも同じような側面がある。けどあまり毎日運転していると飽きてくる。学校の往復の道にはもう飽きまくってきたので、別の道で行ってみたり、ちょっと早く出て寄り道したりする。そうやって自分を調整する。連絡と調整。

かっこいい子供

来週の入学式に先んじて、娘が学童に行き始めた。初日に友達が出来、3日目には3人追加されたらしい。今では最初に友達になった子と同じクラスになりたいという話までしている。保育園の友達と別れて数日の出来事。生物としての人間というのは実は強いのかもしれない。

朝送っていくと、一人で来る上級生、とは言っても学童は事情がある子以外はほとんどが3年生以下なので、きっと2年生や3年生だろう。少しくたびれ始めたランドセルを背負って、ずんずんと歩みを進めて学童に入ってくる。僕の方には目もくれない。そんな姿がなんだかかっこいい。今朝は寒くて上着を来てくりゃ良かった〜とか、古い桜が一本だけある校庭いいな〜とか、キョロキョロヨタヨタと歩く自分なんかより、ずっと力強い。俺も頑張るぞ。


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怒りの才能

僕の借りている駐車場は非常に変な場所にある。マンション(自分の住んでいるマンションでなく、直ぐ近くのマンション)の一階なのだが、車が1台停めてある横をバックですり抜けながら曲がって行って、また逆方向に曲がりながら駐車する。僕の車は後ろがちょっと長いワゴン車なので(でも実はセダンと全長は変わらないらしい、知らんけど)本当にここに車が停められるのか、契約する前、そして車を購入する前に、わざわざ横浜から車を持ってきてもらって実際に入るのか試してもらった程だ。その時車屋さんはスーッと簡単に停めていたし、今となっては僕もスーッと簡単にとまではいかないにしても、疲れ切っていても普通に何の感情もなく停められる。

停めやすくはないのだが、屋根もしっかりとあって豪雨でも一滴も濡れないし、夏でも車に乗ると少しひんやりと感じられるくらいで快適。奥まっているのでイタズラされる心配もないし、ひと目にもつかないので機材の整理や積み込みなど、ゆったりと出来る。なんとなく近くて安いから借りたのだが、今ではとっても気に入っている。

しかし一回車をすり抜けた先にまた元に戻るように曲るところに、そのマンションの住人が停めている自転車が大量にあり、それが線を大きくはみ出して停めてあり、すごく邪魔な時が結構あった。最初に借りた時の不動産やさんにはそれを伝え、処理をしてくれるように頼んだが、駐車場は不動産やの管理だが、駐輪場はマンションの組合管理らしく、そこの連携がうまくいっていないのと、組合が少々癖のある感じらしく、不動産やの返答も芳しくなかった。

借りる時から、もうすぐ管理会社が変わる、という話は聞いていたので、まぁそっちに変わったらちゃんと言ってもらおうとそんなに気にしていなかったのだが、徐々に常に大幅に自転車ははみ出し始め、ほぼ毎回自分で重たい電動自転車などを何台も移動させながら出庫し、帰ってくるとまた停まっていたりするので、それをどけてから駐車していた。

そんな事をいつまでもしてるのも大変なので、新しい管理会社にも何度か連絡した。組合の方と話してみます。そんな答えで、特に何も変わらなかった。きっと忙しいのだろう。管理している駐車場の横の、駐輪場の自転車の位置を、気の弱そうな男がたまにクレームを入れてくるなんて、最適解は一択、無視だろう。こっちはタワマンの営業で忙しいんだよ、という声が聞こえてくるようである。

まぁ自分が自転車を動かせば良い。そう心に決めて2年とちょっと、そうやって過ごしてきた。でもなんだか先日、仕事が忙しかったり、ひょんな悲しい事や、つまらない辛い事も重なったり、でも忙しくてそんな事も言ってられないと自分で言い聞かせてたりしていた最中、バタバタと仕事に出かけようとしている時にまたズラ〜っとと自転車がはみ出ているのを見た時、自分の中で本当に小さいんだけど、何かが切れたような気がして、俺は不動産やに久しぶりに電話した。担当の人は居なかったので、俺は語尾や言葉は丁寧にしつつも、エネルギー消費を最低限にした、一定の低いトーンで、これまでいくら連絡しても改善がみられない事と、その今休みである担当に絶対にこの事を伝えて必ず折返しをさせるように力強く伝えて、素早く電話を切った。

電話を切った後、激しく後悔をした。声は荒らげずとも、僕は確実に怒っていた。誰に怒っているか、自転車をはみ出している人か、不動産やか、組合か、わからなかった。でもその怒りというか苛立ちの感情はそこにあって、それを押し殺す事は膨大なエネルギーが必要だった。僕は大きく深呼吸をして、その日はなんとか仕事に出かけた。

すると後日、知らない番号から履歴が残っていた。かけ直してみると不動産やだった。折返しをしてきたのは初めてだった。僕は憔悴していたので、管理の違いや、これまでの詫びと、組合と話し合いをして、その結果をすぐ報告するという不動産やの話に、すごく小さく相槌をうち、聞き終わった後、その折返しはいつになるのか、期限を決めて下さい、とだけ言うと、今日中に必ず!と言われたので、今日は忙しいので明日にして下さい、と言って電話を切った。

結果的に、駐輪場にある不要な自転車の撤去と、張り紙などの対策を、明日はちょっとどうしても伺えないので、明後日から組合と共に行います、と次の日電話があった。

 

人に怒られるのは嫌いだ、人に怒られるのが好きという人は居るだろうか、ドMの人だって、女王様に怒られるのは気持ちがいいだろうが、グチグチと人間性を否定されたり、少しの間違いをいつまでも咎められるのは嫌だろうし、クレーム処理を喜んでするドMなんて聞いた事がない。

でも僕は人に怒る方が嫌いだ。嫌いというか、とても大変だし、怒りをどのように調節して出して良いかがわからないし、怒って何になる、なんの解決もならない、話せばわかるだろう、と信じて生きてきた。けど今回はちょっと怒ったらあまりにもあっけなく、簡単に物事は解決してしまった。俺は今まで何を信じて、何をしてきたんだろう。本当に悲しい。

 


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不完全な日々

朝、車を走らせて作業場にしている学校の準備室へと向かったが、急いでいていつもは使わない高速道路のルートで行こうとしたら、朝の開かずの踏切になんと40分も捕まった。作業場で参加しようと思っていたリモート会議には絶対に間に合わないので、どこかで車を駐車して参加しようとするも、それだと逆に少しだけ時間が余ったので途中で給油する。ガソリンスタンドに入ると女性の店員さんが、今エネオスアプリで登録するとリッター5円安くなるクーポンがつきますと言ってきた。あまり時間は無いので断ろうとしたが、リッター5円はデカすぎる。少し迷ったが登録を承諾する。しかしそこから始まる手続きの嵐。みるみる時間は減っていき会議間近。給油後逃げるように退店し、すぐ近くに急いで停車。見事に最後の入室で平謝りしながら打ち合わせを済ませた。

急いで作業場に行く理由も無くなってしまったので、いつもと違う下道ルートを走っていると、年末に時間のない中急いで見た大きなリサイクルショップを通る事を気づき、寄ってみることにする。昨年から狭いリビングにソファーを置くことをやめたが、やはりコンパクト目な微2シーターくらいの低いソファーを置きたくて探しているのと、前来た時に見た、小さな白い棚をリビングの端っこに置いてDVDやCDを入れたら良いのではと思ったからだ。

店に入るとオープンしたてで店員さんはバタバタとモノを動かしたり、パソコンに向かって忙しそうにしていたりで居心地が良い。気になっていた白い棚は別の場所に移動していて、DVDが沢山収納されていた。売れないから店内什器になってしまったのかと思ったが、後ろを見ると値札を発見。16000円、記憶より高い。今月は車の点検でめちゃくちゃでかい出費があったので流石に諦める。また余裕がある時に寄れたら、そしてまたあったらね、と再会を約束し帰ろうとしたとき、DVDの棚にShall we ダンス?のDVDを発見する。最も好きな映画の一つで、何度も繰り返しみて、少し前もサブスクで見たばっかりだった。特別版で、特典映像も入っているようで、迷わず手に取る。700円。これは買いだとレジへ。満足した気持ちで車を走らせ、作業場で確定申告へ向けた書類を整理し、夕方帰路へつく。夜早速映画を見ようと思うがDVDを入れるのが面倒だったので、サブスクで良いやとリモコンとポチポチと押すも、見放題からは外れていて見れなくなっている。貧乏性の僕はなんとなく嬉しい気持ちになりながらDVDをプレイステーション3に挿入し、映画を鑑賞。相変わらず名作だ。下心からダンスを始めた役所広司さん演じる主人公が、先生にその事を独白するシーンは何度見ても最高だ。こうして文章を書いている今も、白いシャツ、スラックスのシルエットまでありありと目に浮かぶ。

昔から思うのは、モテたくてバンドを始めるとか、背伸びして本を買うとか、そういった下心というか、本来の目的とは違う理由で始めた事から、その心が抜けて、行為自体が残ってしまった事に、僕は純粋さを感じる。もちろん正しい理由も良いけど、僕は自分自身を汚い人間だと思っているのか、それはキレイ過ぎるように感じるのかもしれない。だからこのシーンの独白は、その瞬間を自認して、かつそれをその人の前で告げるという、すごいシーンだ。そこに僕は美しさを感じる。はい。ラストのダンスシーンは言わずもがな最高。心が熱くなる名作です。

そんな次の日、あいにくの雨。今日は家でじっくりと仕事をしようと、軽くリビングを片付けて、洗濯も脱衣所に干して除湿機をオン。しかし時計を見るとギリギリ新宿でやっているパーフェクトデイズという映画に間に合う事に気づく。前から観たいと思っていたが、とある撮影に向けて観ておきたい所もあり、フード付きのジャンパーを被り、自転車を飛ばして駅まで向かい、電車に飛び乗る。祝日という事もあり席はほとんど埋まっていたが、なんとか滑り込み、映画は始まる。役所広司さんが主演の静かな映画。そこでふと思い出す。昨日Shall we ダンス?を観たことを。映画は素晴らしかった。僕の父親も青い軽のバンに乗って仕事をしていて、映画が終わったら父親にメールして、この映画を観ろと言ってみようかなと思う。(今もまだメールはしていない)またフードを被り新宿の街を歩く。僕は僕なりにCONTAXのデジカメで写真を撮る。思い出横丁で天玉そばを食べる。友達に映画の感想を送る。仕事を手伝ってくれているスタッフに相談を送る。

雨も降っていたので、少し時間はかかるが家に最も近い駅から帰れる、行きとは別のルートの電車に乗る。朝急いで出てきたのでワイヤレスイヤホンを忘れていて、ただ電車の揺れる音や、車内のアナウンスをぼんやりと聞く。乗り換えで偶然友達に会う。新宿に行くらしい、僕は帰る所だと言って、別れる。

家に着いて、仕事を再開する。あっという間に夜になる。今日は妻が食事を作ってくれるというが、働いているお店も大変そうなので様子を伺うメールをすると、家に油が無かったら買ってきておいてくれと頼まる。自転車で買い物にでかけようと、カッパを着て外に出ると、自転車がない。3秒くらい考えて、朝、なるべく早く新宿に出れる駅まで自転車で行った事と、今も有料駐輪場に停まっている事を思い出し、シンプルな舌打ちをする。幸い雨は上がっていたが、トボトボと駅まで歩く。駅前で油を買って、自転車で帰ってくる。手袋を忘れて手は冷たい。もうとっぷりと日は暮れていて、いいちこソーダ割りを作り、ちびちびと飲みながら、飲みながらでも出来る仕事をする。結局その日は飲みすぎてそのまま床で犬と共に眠りにつき、朝起きるといつも通り暖房の効いた部屋で口はカラカラに乾いていた。僕のパーフェクトとは言えない日々はこれからも続く。

写真と文章

くま

CONTAX TVS Digitalを買った。見た目が良い。写りも良い。だけどなんだかガシガシ使ってない。少しの厚み、少しの起動時間、少し値が張るので少し扱い怖い(14万のGR3xは雑に扱えたのに)。あらゆる行動は少しが積み重なって、知らずと決定されている。

 

友達の家がある団地

写りは本当に良い。暗いとダメだけど、暗くてもちゃんと撮ればこういう感じにもなる。

VANSの白は洗うと中から芯の色が出てきて逆に汚くなる

量が尋常に多かった蕎麦屋

オイル交換をした

待っている間、応接間のようなところでパソコンを広げて仕事をしていると、ラジオから大好きなビリー・ジョエルのSummer, Highland Fallsが流れ出して、外は大好きなプジョーの車だらけ、天気もよく窓から午後の光が斜めに差し込んで、外国に居るような、ああ、こんな瞬間ってあるんだな、としみじみ外をしばらく眺めてしまった。 

帰りの空も綺麗だった

よく見ると猫

引っ越しを考えて2件、物件を見に行った。結果今の家の良さを再確認した。

CONTAXは何気ない風景とかが向いている気がする

講師をやっている学校の準備室にどんどん私物を持ち込んでいる

一応撮影立会した現場で暇だったので積極的にスタンドインした

Kodak V550 かなりキレが良い気がする おしりだけど

犬も連れて海に行った

8月の終わり、ふと一瞬涼しい瞬間があって夏が終わる!と思い一瞬でググって犬も泊まれるペンションを押さえて急に1泊旅行に行った。良かった。

ODOYAで夕食を買った

犬 in 中華料理店

犬も入れる中華料理店があって、2日連続で行った。店員さんが神がかり的に優しくて、すごく気を配ってくれた。店に車を停めたまま海にも遊びに行けて、戻ってきたら店横で水道まで貸してくれた。絶対にまた行くと思う。


 

夏の空、夏の写真に飽きてきた気がする。寒くなったらコートのポケットにカメラを入れるのが楽しみな気がしてきた。

みっともねぇから泣き事言うな

朝からビーズクッションを粗大ゴミとして捨てに収集場へ行き、捨てた。予約していたのでとてもスムーズだった。小さな機材を新宿まで返却に行くのに、昨日もずっと車を運転して疲れてたので、一旦帰って、電車で行こうと思ったのだが、粗大ゴミから帰る途中、行きに気になった希望ヶ丘団地の商店街にたなびくメガネフレームセールの文字に、ちょっとだけ見るだけ見ようと車を停めて見に行った所、なんだか惹かれる値札の付いてないメガネが一つだけあり、聞くとずいぶん古いものでレンズ込みで1万円との事だったので流れで買ってしまう。視力検査や、今までされた事のないレンズ作りの中心出し?みたいのまでされ、多少近所の皮膚科の世間話なども相まって時間がみるみるかかってしまい、そのまま車で行く事に。

しかし機材返却の時に車をわざわざ停めに行くと面倒かつ、前に停めておくとすぐグリーンじいさんが来る場所なので、松林に連絡をし、笹塚でピックアップし、同乗してもらい、返却へ向かう。雨が降ったり止んだりして、面白い。返却は車を前に停め、松林に行ってもらい、スムーズに終了。近くのパーキングメーターに改めて停め、インドカレーがうまいという立ち蕎麦へ。うまかった。

少し時間があったのでカメラ屋を少し回り、古デジカメを見る。東芝のPDRというのと、お馴染みコダックのなんと33万画素のDC30があるが、本当にただ買うだけになりそうなのでやめる。

その後馬喰横山でやっているフォトグラファーの磯部さんの展示に向かう。近くまで行くと一方通行の5車線くらいの道にフワフワしてしまいクラクションを鳴らされまくりながら、パーキングメーターを探すも空いてなく、しばらくナビ遊びを行なっていると、前に同じく磯部さんの展示に向かってるであろうスタイリスト小山田氏のホンダ初代インサイトが現れ、思わず写真を撮る。車を別の所に停めて、トイレなど行ったりモタモタしてたら展示会場にはもう小山田氏は居なかった。屋上の展示が雨上がりで、スカッとしてて、水滴なども相まって良かった。

コーヒーを買って、下らない話、偏見の話などして帰った。最後松林おすすめの代田橋の古着屋に今までうまいこと雨を避けて行動できたのにビショビショになりながら寄って瞬間的にGAUZEのTシャツを買った。今帰ってきて洗濯を回し、ビショビショになった靴を洗い、シャワーを浴びてこの文を書いた。洗濯を干して、カップラーメントムヤムクン味を食べる予定だ。

2023.7

久々に、というかやっていなかった気もしないでもないが、最近狂ったように買っている古いコンパクトデジタルカメラ(通称 古ンデジ)の写真を交えてフォトログ的なものをやってみようと思う。もはやそれはインスタグラムであるが、1枚1枚にキャプションを付けたい。投稿されるかは謎である。

 

この日は痛風の出る前の日な気がする。足に若干の違和感があったが、妻が気まぐれで買ってきたこのハイボールはなかなかうまく、しかもビールじゃないから大丈夫やろ、とガブガブと飲んだ。結果次の日はすごいことになっていた。

 

古いデジカメで撮るともう生きている犬には見えないが、元気に生きている11歳のヨークシャーテリアのライカ。長生きしてくれ。

 

出勤と退勤の道。

 

ハイボールならいけるっしょ、というおごりが見えまくっている。

 

痛風のため参加出来なかった友達の誕生日会にリモートで参加。

 

ねむちゃんの誕生日ケーキはマッシュポテトだった。

 

その帰り道、ねずみが路上で死んでいた。

 

大学で教えていた学生がダンサーで参加すると誘ってくれ、日比谷野音できゃりーちゃんのライブを見た。俺も頑張ろうと思った。

 

まさしが間借りでやってるスナックに打ち合わせを兼ねて行った。田中ヤコブはカラオケには入ってなかった。

 

久々に朝帰りして、夏の涼しい夜明けと、キレイな空に普通に感動した。

 

松林を連れ回してラーメンとコーヒーなどをやった。

 

多摩センターに住んでみたい。風通しが良さそう。

 

閉店間際のコストコは、なんかいつもよりワクワクした。

 

保険のCMみたいでやだけど、母親がマインドは変わらずとも、思ったより老けていた。

 

フィンガリンの展示会でその場に居た人たちに古ンデジについて熱弁したら、その後ほぼ全員買っていた。

 

そば屋の瓶ビールには、そば屋の瓶ビールの味というものがある。

 

この夏は本当によく車を運転している。

 

子供の残した食パンに、目玉焼きを乗せたのと、袋に入った生野菜をかじる。そんなもんである。

 

バスもたまに乗ると良い。

 

日帰りで車で行った。俺は夏の終わりにスライドショーの展示をやりたい、いややろうと思った。

 

静岡に祖父祖母叔父の墓があるので、行った。花を買い忘れたので妻のお土産に買った静岡麦酒を1本供えた。

 

何かならではな所は無いかと検索すると、静岡のローカルスーパー「とらや」が全店閉店するというので、謎な衣料品が安くなってたりするんじゃないかという卑しい気持ちで向かった。

すると店内は半分くらいはもう既にパーテーションで区切られ、薄暗い店内にまばらな商品。冬物なども高い割引率で投げ売られている中、店内BGMだけが変わらず明るいとらやオリジナルソングが鳴り響いており、入った瞬間に泣きそうになってしまった。

 

とらやオリジナルブランドである「cotton shop」の紳士用の靴下とボクサーブリーフを全色と、とらやオリジナルブランド「seasons」のVネックシャツを購入してその場を後にした。今もそのVネックシャツを着てこの文を書いている。まだ僅かに営業している店舗があるようなので、叶うならもう一店舗行き、このVネックシャツを買い足したい。

 

目黒で撮影をした、良い撮影だった。

いつかこの景色も懐かしくなるだろうか。

 

同じデジカメをもう一つ買った。日付を付けたまま撮ってた。

 

2023年7月の記録。